夜、山の中の廃道に入った彼女は、草むらに、灯の入った古い自動販売機を見つけます。

文字は、ほとんど消えていましたが、コインの投入口横の『百円』の文字だけは読めました。

動くか試したくなり「もったいないけど…」と思いながら、投入する100円を出した時…

「ゴトン」

自動販売機から、何かが出てきます。

彼女は、恐る恐るそれを手に取ってみました。

「うわ…あったかい、わー250cc、いつのカン!?」

自販機の明かりの下で、缶コーヒーと思わしきそれを開けてみると、鉄の匂いがして、中には、茶色いお湯が入っているのが見えます。

「ここまできたら…ひとくち…いってみっか?」

そう決心して、恐恐と、それを口元に近づけると…

「早く、早く」

そんな声が、どこからか聞こえてきました。

「びくっ」

慌てて、周りの様子を伺う彼女。

「何か…まわりの空気が、息を殺して『待って』いる」

そして、缶の中身を、草むらにぶちまけた瞬間…

「あぁあ」

と、得体のしれない大きな声が、辺りに響きました。

それを聞いた彼女は、一目散に、そこから逃げ出したのでした。。。





    

    
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