彼は初めて、その朝食専門のカフェに入ります。

料理は、店主のおすすめを頼みました。

しばらくして、彼の前に出てきたのは、つやつやの目玉焼きと無骨なソーセージ、そして、綺麗なきつね色に焼けたパンケーキ。

味は、絶品でした。

彼はそれらを、うっとりと食べます。

その内「じゅう、じゅう」と言う音が…

「何?まさか、朝からステーキ?」

ハッとした彼は、顔を上げて、店内をキョロキョロと見回しました。

「本日のフレンチトーストです。熱いのでお気をつけくださーい」

それは、向かいの席の客のところに、運ばれて行きます。

「フレンチトーストが、鉄板で出されている!あんなフレンチトースト、見たこと無い! …フレンチトーストってどういうものか、いまいち解ってないけど。。。」

視線に気付いたフレンチトーストの客は、彼に向かって「勝った!」と言う目で、腹が立つほどのドヤ顔をしました。

そこで彼は、決心します。

「くそぉ、今度は絶対に、それを食べてやる!」




ぶたぶたカフェ (光文社文庫)
矢崎 存美
光文社
2012-07-12

    

    
★過去の作話★

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