彼女は、自分の生まれ月の誕生石をしらなかった。

仮に、誕生石の指輪を買う事になっても、その手の店に行けば、当然、展示してあるだろうから、困る事はないだろうと思っていた。

ある日、婚約した彼女は、彼と『誕生石の婚約指輪』を見に、貴金属店に行った。

そして、店内を一通り見て回ったのだが、彼女の生まれ月の誕生石を、見つからなかった。

その後、3度程、店の中を回って見てみたが、彼女の生まれ月の誕生石は、やはり展示されていないようだった。。。

「これ…どういうことよ」

「…判らない。今日、ひょっとして、私の誕生石のコーナーがお休みだとか?」

「…そんな莫迦なことあると思う?」

「…ないと思う」

「店の人に、聞いてみたら」

「やだよ、恥ずかしいよお、そんなこと聞くの」

「はずかしいったって、知らないものは聞かなくちゃ判らないじゃないか」

「でも、だって、女の子が自分の誕生石をしらないなんて、恥ずかしいよお。ね、お願いだから、あなたが聞いて、ね?男なら、誕生石なんて知らなくて当然じゃない」

「とすると何か、おまえ、自分の婚約者が婚約指輪を買おうと思って、で、誕生石が判らず、係の人に質問してるっていうのに、彼に誕生石をおしえるでもなく、ただ、つったっている、訳の判らない女の子って役まわりをやりたい訳?」

「…うっ」





    

    
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