銀曜日の戯言

領国は越前敦賀 官位は従五位下 官職は刑部少輔

「契りあらば 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」

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当ブログでは、コミックや文字本の、興味深かったエピソードや、個人的な駄文、オリジナルの作話を掲載しています。

2016年04月

坂で…

その坂は、自転車を漕いで登るには、少々きつい坂でした。

降りた自転車を、押して上がっている女性の後方を、私は歩いていました。

その自転車の後ろには、小さな女の子が乗っていました。

私は、その女の子と目が合います。

女の子は小さく手を振りました。

こちらも、お返しで振り返します。

それを見た女の子は、嬉しそうに、手を振り返してくれました。

私も、手を振り返します。

手を振り返すのに、一生懸命な女の子を見て、私は思いました。

「これって…どこで止めたら良いんだろう?」

─ その時、女の子を乗せた自転車は、坂を登り切ります。

女性は、押していた自転車にまたがり、漕ぎ始めました。

漕がれた自転車は、手を降る女の子を載せて、どんどん遠ざかって行きます。

…おかげで私は、自転車が見えなくなるタイミングで、無事に手を振る事を、止められたのでした。。。



    

    
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もらいすぎ

「いいですなー子供は…」

お年玉を貰って喜ぶメリーちゃんとアメリアちゃんの様子を眺めながら、メリー父が呟きました、

「─ クリスマスプレゼントの後に、すぐにお年玉もらって。」

アメリア父が同意します。

「もらいすぎですよねー」

「…マジな話、どっちか1つ…いらなくありません?」

「私も、あげる立場になってから、痛切にそれを感じます」

「無くすとしたら…お年玉ですよね。」

メリー父は、さっき自分がお年玉をあげた、アメリアちゃんの方を見ました。

「─ 何でよその子まで、金やらねば いけないんだか…」

アメリア父が、若干表情を引き釣らせます。

「よその子の親の前で…ぶっちゃけますねぇ」

独り言の様に、アメリア母は呟きました。

「いらないと言えば、クリスマスプレゼント…つか、サンタいらないわ。」

発言内容に、2人の父親は、強く反発しました。

「こっ、子供を持つ親の言葉とは思えない!」

「情操教育は!? 夢のある子に、育たないよ!?」

抗議の声を上げる2人に、アメリア母は笑顔を見せます。

「大丈夫。 私もサンタ、信じない子だったし!」

アメリア母の顔を見ながら、父親2人は内心で思いました。

「ああ…こういう大人に、育つんだ。」




    

    
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せっかく。

「もーっ、むかつくー!!」

担任の教師の姿が見えなくなった途端に、滝井さんは、席替えの結果に不満を漏らします。

「せっかく、1番後ろの席になってたのに! ちっちゃい者差別も はなはだしいったら!!」

背が高いからと、滝井さんと1番前の席から交代させられたのは、萱島さんでした。

「私、視力が悪いからほんとは前の方の席がいいんだけど…」

「…」

「─ 後ろの人の迷惑になるからなぁ」

萱島さんを羨ましそうな目で見る滝井さん。

「…私も、1度でいいから言ってみたいわ、そのセリフ…」

凝視を止めない滝井さんに、萱島さんは尋ねました。

「どうかした?」

「…ひょっとして、また背伸びた?」

「今、179」

「うわ、もうちょっとで180じゃん」

「─」

「いいなぁ…それだけ背があったら、スーパーモデルも夢じゃないよね!」

羨ましがる滝井さんに、萱島さんは困った表情を見せます。

「えー、ただの、背が高いだけの高校生だよ、私…」

「じゃあさ、身長を生かして、スポーツとか…」

「背が高いからって…みんながスポーツ万能とは限りません。」

納得いかない顔の滝井さんを、萱島さんは羨ましそうに見ました。

「それよか、小さい方がかわいいよー」

「…え?」

「セーラー服だって、小さい方が似合うじゃない?」

「─ それ、期間限定すぎるよ。萱島さん…」

滝井さんは、残念そうに呟きます。

「一生セーラー服着れる訳じゃあるまいし。。。」




    

    
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紀之介
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