銀曜日の戯言

領国は越前敦賀 官位は従五位下 官職は刑部少輔

「契りあらば 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」

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当ブログでは、コミックや文字本の、興味深かったエピソードや、個人的な駄文、オリジナルの作話を掲載しています。

2017年04月

たったそれだけで

「志馬村君の声、良いわよねー」

女子生徒の1人が、顔を上気させます。

「素敵ー」

「ひびくー」

続く同意の声。

複数の視線が、一斉に志馬村君に向けられます。

「ああこれで…」

「─ 身長があと30センチあれば」

「…できれば、40センチ?」

「あと…顔がもうちょっと美男子で!」

「で、2つぐらい年上で…」

顔を見合わせ、女の子達は声を合わせました。

「あと、たったそれだけで完璧なのに!」

自分勝手な要望を、散々ぶつけられ、志馬村君が呟きます。

「世の中、失敬な人間で満ち溢れている。。。」




    

    
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なに?

「実はな、きれいな桜の木の下には…」

「…」

「死体が、埋まっているんだ!」

「したいって…なに?」

「…死んだ人の身体」

「しんだって…なに?」

「じ、寿命が付きて…い、命がなくなって…魂が抜けて…」

「じゅみょうって…なに? いのちって…なに? たましって…なに?」

「・・・」

「それが うまっていると…なんで さくらがきれいなの?」

「ご、ごめん。。。」

「せかいじゅう、ぜんぶの さくらのきのしたに、したいは うまっているの?」

「オレが悪かった! もう許して!!」




    

    
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出来る事と言えば。。。

そこは夢の世界であった。

夜の神社に置き去りにされた、生まれたばかりの赤子が見ている、夢の中の世界。

無力な赤子に出来る事と言えば、夢を見る事くらい。

夢の中でなら、赤子は生きていける。

それが、その世界の始まりであった。

赤子が夢の中で生き続けるうちに、ある奇妙な現象が起こり始めた。

現実世界で夢を見ている人が、その夢を通して、その世界に迷い込んで来るようになったのだ。

それは、現実世界で、何らかの想いや悩みを抱え、自らの時間を止めたい思ったり、留まりたいと願う者達だった。

迷い込んでくる人達の、情報や記憶や経験を見聞する事で、赤子は、自らの姿形や思考を成長させることが出来るようになる。

最初は、自分が捨てられた神社の広さしかなかった世界も、自らの意志で、どんどん広げていったのだ。。。



あまんちゅ! 9 (BLADE COMICS)
天野 こずえ
マッグガーデン
2015-02-10

    

    
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紀之介
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