銀曜日の戯言

領国は越前敦賀 官位は従五位下 官職は刑部少輔

「契りあらば 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」

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文字本の話(再)

官給品だと思って

城内で飯炊きや湯沸かしを行う小人や下女は、薪を大量に無駄にしていました。

一旦付けた薪の火は、用が済んでも消さない。

たとえ消しても、1度水をかけて火を消した薪は使い難いので、楽をするために新しい薪をくべる。

薪は官給品だと思って、好き放題使っていたのです。。。

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新しい薪奉行は、城内で使用する薪代を、半額にしたいと考えました。

そのためには、薪の無駄遣い戒める必要があります。

用が済んだ薪の火は、直ちに消す様に言い付け、各所に火消し壷を配ばる薪奉行。

監視のために。自ら朝晩城内を駆けまわって、無用の火を消したり、燃えカスの薪が捨てられない様にもしました。

これにより、薪の使用量は減ります。

が、薪代を半額にする事は、出来ませんでした。

その上、この小うるさいやり方は、城内で反感を買います。

薪節約のためと、火の使い方を細かく注意された小人や下女たちが、頻繁に飯を生煮えにしたり、湯をヌルくしたりと言う、当てつけを行う様になったのです。。。

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一計を案じた薪奉行は、城内で「薪節約競争」と言うべきものを始めました。

10日ごとの勘定で、前に比べて使用量が減った場合には、銭や酒を与える事にしたのです。

飯を生煮えにしたり、湯をヌルくしたりした場合には、褒美を取り止める言う、罰則も設けます。

すると、各炉を預かる者が、競争で無駄火を消し、燃え残りの薪を使うようになったのです。

その結果、4ヶ月目には、薪の使用量が大幅に減ります。

それに伴い、褒美代を含めても、薪代の支出が、今までの半分で収まる様になったのでした。。。




    

    
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飲む…

戦では、水の確保に苦労する。

敵地で井戸を発見しても、その底に人糞を沈められている可能性があるので、その水を迂闊に飲む訳にはいかない。

そこで、川の水を飲む事になる。

その場合、沸かすか、水を鍋に入れ、杏仁を絹に包んだものや、故郷のタニシの陰日しを入れて消毒し、その上澄み水を飲んだりする。

しかし、腐敗した死骸が流れていたり、敵に故意に汚物を流されたりした場合、川の水も飲む事が出来ない。

その場合、泥水を布で濾して、その上澄み水を飲む。

それも出来ない場合には、死骸の血を飲むか、草木を啜って水分を吸う事になる。。。




    

    
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特別な自分

「スターになりたいって思うのと、スターの奥さんになりたいって思うのは、女の子の心の中では同じことよ」

「そのふたつの感情は…別物だろう?」

「…おんなじよ。どっちも特別な自分で ありたいってことだもの」

「─ そうなのか?」

「自分は他の人とは違うって、見せつける意味ではね。自分にも世間にも」

「よくわからんなぁ…」

「刑事さんは男だもの。」

「?」

「男性は…自分が特別でありたいと思ったら、自分を高める方向にしか いかないわよね?」

「…」

「少なくとも『異性に選ばれることで自分の価値を世間に知らしめたい』とは、まず考えない」

「まあ、そうかもなぁ」

「でも女なら…王子様に見初められたってだけで、十分自分の価値を、万人に知らしめられるの。」



製造迷夢 (徳間文庫)
若竹 七海
徳間書店
2000-11

    

    
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紀之介
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