銀曜日の戯言

領国は越前敦賀 官位は従五位下 官職は刑部少輔

「契りあらば 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」

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当ブログでは、コミックや文字本の、興味深かったエピソードや、個人的な駄文、オリジナルの作話を掲載しています。

文字本の話(再)

しょうがなくない?

「世間一般がどの程度の水準なのかは知らないけど、うちに関する限り、嫁姑の問題は、まだ発生してないわ」

「そう?」

「少なくとも、今の処は。」

「なら…いいんだけど」

「心配しないで。」

「何たって おまえは…がさつで、その上おっちょこちょいで、どうしようもない粗忽者じゃない?」

「…」

「いろいろ…あちら様の神経に触るような事、してないか心配で」

「…真剣に、悪意なんてこれっぽっちもなくて…がさつで、おっちょこちょいで粗忽なんだから、それってしょうがなくない?」

「悪意の有無の問題じゃなくて…」

「あたしだって、わざとがさつにしてたり、おっちょこちょいやってたり、粗忽者だったりする訳じゃないし!」

「─ がさつだったり、粗忽だったりすること、それ自体が問題なんだけど」

「そういうのって…今更注意しても、ほとんど、どうしようもない事でしょ」

「ま…そりゃ、そうなのよね」

「しょうがないことで悩んでも、しょうがない訳で…」

「ここはもう…しょうがないって笑って済ますしかないのかしら」

「うん! 笑って済まそ。」

「ある意味で…お前と結婚した旦那さんは可哀想だと思うけど、それだって、しょうがないわよねぇ」

「え?」

「別に、誰が強制した訳でもないのに…お前と結婚したいって言ったんだから。。。」




    

    
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食料を支給

戦国時代、食料欲しさに、戦働きを志願した者も少なくなかった。

足軽として戦場に出れば、食料を支給されるから。

貧しい村では、口減らし目的で、積極的に厄介者を差し出す事もあったと言う。

また、少しでも食わせてやりたいからと、子供を足軽にしようとする親もいた。

食料目当てで、子供を足軽にしようと連れてくる親が後を立たなかったので「戦場に役に立たぬ者を連れてくるな」と、度々禁令を発する必要があった大名が存在したと言う話も。。。




    

    
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尊く教訓的

伯母さんの家でジョーは、いつも、本の朗読を させられました。

読まされるのは、決まって、尊く教訓的な内容の本。

朗読が始まって暫く経つと、必ず伯母さんは、居眠りを始めました。

ジョーはそれを確認してから、隠しておいた自分の読みたい本を取り出して、読み始めるのです。。。

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本の余りの面白さに、ジョーは、思わず大声で笑ってしまいました。

目を覚ました伯母さんが、不機嫌そうに睨みます。

「今 お前が読んでいた、そのくだらない本の内容を、少し聞かせてごらん」

ジョーは ここぞとばかりに、出来るだけおもしろく、朗読を始めました。

暫く進んだ所で、伯母さんが遮ります。

「なんのことやら、さっぱりわからないから、初めの方から読んでごらん」

伯母さんが面白がっている事を確信して、内心でニンマリするジョー。

朗読を本の最初から再開しますが、明らかに中途半端なところで、いきなり止めます。

「お疲れになるといけませんから、もうこの辺にしておきましょうか?」

話が盛り上がりだした所での中断に、伯母さんは不機嫌そうな顔をしました。

「余計な事を気にしなくて良いから…早く その章の終わりまで、読んでおしまい!」

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帰宅時間になり、ジョーは帰り支度を始めます。

朗読されていた本は、テーブルの上に置かれたままでした。

挨拶をして、部屋から出るジョー。

玄関に向かった様に見せて、扉の前で、こっそりと室内の様子を伺います。

頃合いを見計らって、ゆっくりと回すドアノブ。

扉を開くと、忘れていった本を、かじりつく様に読んでいた伯母さんと目が合います。

満足そうにジョーが微笑みます。

「くだらない本って面白いでしょ? お・ば・さ・ま。」



若草物語 (角川文庫)
L・M・オルコット
角川グループパブリッシング
2008-11-22

    

    
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紀之介
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