銀曜日の戯言

領国は越前敦賀 官位は従五位下 官職は刑部少輔

「契りあらば 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」

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当ブログでは、コミックや文字本の、興味深かったエピソードや、個人的な駄文、オリジナルの作話を掲載しています。

作話(再)

2人連れの客…

ある日の逢魔が刻。

喫茶店に、2人連れの客が来ます。

客は、奥のテーブル席に座りました。

「黙って、水とおしぼりを1人分多く出したら、どんな反応をするだろう?」

店主はふと、そんな くだらないイタズラを思い付きます。

彼は、その日客が少なくて、すっかり退屈していたのです。

内心のニヤニヤを抑えて、店主はテーブルに向かいました。

さも当然そうな顔で、テーブルに3人分、水とおしぼり置きます。

それを見て、2人の客は、嬉しそうに微笑みました。

そして、店主に向かって、こう言ったのです。

「ありがとう。あなたには、彼女が見えてるんですね?」



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喫茶店のお話



    

    
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まだ続けるの?

「え、まだ続けるの?ダイエット」

如月さんは確認します。

「何で?目標の数字まで、体重、落ちたんでしょ?」

「…減量前に、会っていた知り合いがね─」

睦月さんは答えました。

「─ 減量後の私を見て、痩せたねって言ってくれなかったんだよね…」

「…」

「これって、私の痩せ方が、まだ足りないって事、だよね?」

聞かれた睦月さんは、如月さんに言います。

「ダイエット続けても…それって、解決しないと思うぞ?」

「…?」

「誰しも、他人の体型なんて…ざっくりとした感じでしか、覚えていなから─」

「…」

「─ よっぽど体型が変わらないと、めったに合わない様な人なんて、気づかないって。」

ここで、如月さんは、睦月さんに対して、突拍子もない提案をしました。

「─ いっそ、デブってみたら?」

「…もっと痩せたいと思ってるのに、なんで太らないといけない訳!」

「極端に太れば、体型が変わった事に、気づいてもらえるよ?」

「…は?」

「で、記憶に、デブった姿を焼き付けてから、今ぐらいまで減量すれば、痩せたって言って貰えるとか、思わない?」

「そう…か…」

「─ ほんの冗談なんだから…本気にしない様に。」



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如月さんのお話

睦月さんのお話



    

    
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寝てた?

「おい、芽生子!」

女性は、隣で自分の名前を呼ぶ男性を見ました。

手を伸ばすと、芝生で寝ている彼の肩を揺すります。

「和太?」

「…」

「おはよう…」

「…寝てた?」

「─ デート中、なのにね」

「…ごめん」

「で、どんな夢、見てたの?」

「…見てないけど」

「私の名前、呼んだよ?」

「…」

「見てなかったら、寝言で名前なんか、呼ばないでしょ?」

「そうかもだけど、見てないし…」

「…私に言えない様な、夢見たとか?」

「どんな夢も、見てないんだけど…」

「寝てる時に見た夢の話なんだから、どんな内容でも、怒ったりしないって!」

「だから…見てないんだって!」

「…判った」

この変な問答が終わのかと、ほっとする和太君に、芽生子さんは言いました。

「もうお終いね、私達。」

「…え?」

「見た夢の話もしてくれない様な、薄情な人とは、私、もう付き合えない!」

そう言葉を発した彼女は、立ち上がって、すたすたと歩き出します。

和太君は、遠ざかる彼女を止めようと、声を掛けました。

「おい、芽生子!」

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女性は、寝言で自分の名前を呼ぶ、隣の男性を見ます。

手を伸ばすと、芝生で寝ている彼の肩を揺すりました。

「和太?」

「…あ、芽生子?ごめん、寝ちゃって」

「─ ところで今、どんな夢、見てたの?」


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芽生子さんのお話



    

    
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紀之介
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