銀曜日の戯言

領国は越前敦賀 官位は従五位下 官職は刑部少輔

「契りあらば 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」

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当ブログでは、コミックや文字本の、興味深かったエピソードや、個人的な駄文、オリジナルの作話を掲載しています。

作話(再)

透けて見える魔法

「…ものが透けて見える魔法も、知ってる」

水無月さんの言葉に、春人くんが興味を持ちます。

「それって…人が着ている服とかが、透けて見えたりするの?」

水無月さんは頷きました。

「掛けて…欲しい?」

「…え?」

話を聞いていた文月さんが、口を挟みます。

「ちょっと?」

「ん?」

「─ そんなことしたら、私たちの裸、見られちゃうじゃないの!」

「…だいじょうぶ」

「私は、大丈夫じゃな…」

文月さんの言葉をかき消す様に、水無月さんが呪文を唱え始めました。

「み・な・づ・き!」

文月さんの抗議の甲斐なく、魔法は完了します。

「…どう?」

水無月さんは、春人くんに確認しました。

「─ 魔法、失敗してない?」

「何で?」

「何にも、見えないんだけど…」

「…それは、成功してる証拠」

「─ え?」

春人くんには、訳がわかりません。

「服も透けるけど…それ以外も透けて見えるって事?」

文月さんの問い掛けに、水無月さんが頷きます。

「…結果として、反射して目に返ってくる光がないから、何も見えない。」

真相を知った春人くんは、水無月さんに頼みました。

「魔法、解いて欲しいんだけど…」

「…何か、奢ってくれる?」

水無月の言葉に、文月さんが同調します。

「─ 服を透かして、私達の裸を見ようとしたんだから…まあ、当然だよね。」

承服出来ない様子で、春人くんは沈黙しました。

それを見て、文月さんが呟きます。

「水無月。こいつ、反省してないみたい。」

「じゃあ、このままで、構わないかも。」

とにかく魔法を解いて欲しい春人くんは、叫びました。

「すいません!是非とも、何か奢らせて下さい!!」

春人くんの叫びを聞いた水無月さんは、魔法を解く呪文を唱えようとします。

それを止める様に、文月さんが片手を上げました。

「─ 魔法を解くの…奢ってもらってからにした方が、良くない?」

「…そうかな。」

2人のやりとりにを聞いて、春人くんは懇願します。

「絶対に!確実に!ご馳走させて貰いますから!!」

言質を取った文月さんは、満足そうに、水無月さんに囁きました。

「─ お腹も空いた事だし…魔法、解いてあげたら?」



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文月さんのお話

水無月さんのお話

魔法のお話



    

    
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返事ぐらいしてよ。

「…ねえ、母」

「─」

「…呼んだんだから、返事ぐらいしてよ!」

「今の…私を呼んでるの?」

「高校入学を機に…ママって呼び方、変えようと思って。」

「…」

「母上って、呼んだ方が…良い?」

「─ そんな、大仰な呼ばれ方、したくない」

「静子って、呼ぶのは?」

「娘に、名前を呼び捨てにされるのは、嫌。」

「…じゃあ、やっぱり、母って呼ぶ事にする」

「…」

「─ どうかした?」

「パパの方は、どうするつもり?」

「…父って、呼ぶつもりだけど」

「…だったら、覚悟しときなさいね。」

「─?」

「『…娘が、パパって呼んでくれなくなった!』って、泣くと思うから。。。」



    

    
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裏通りの喫茶店。

その店は、所謂、裏通りにありました

古いと言うか、うらぶれたと言うか、何か怪しい感じの喫茶店です。

彼は、その店が気になっていました。

ある日、思い切って、その喫茶店に入ってみます。

店には、客は誰もいませんでした。

男性が席に着くと、お盆を持った店主が来ます。

そして、彼のテーブルに、2人分の水とおしぼりを置いたのでした。

「?」

思わず店主の顔を見て、男性は思います。

「ボケてる?…冗談?」

そこで彼は、ある事を思い付き、実行してみました。

「あなたは、見える方なんですね? 息子も喜んでます」

その言葉に、店長はこう答えたのです。

「…え? 息子さんなんですか。 ─ あんまり可愛い顔の子なんで、娘さんかと思いましたよ。。。」



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喫茶店のお話



    

    
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紀之介
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