銀曜日の戯言

領国は越前敦賀 官位は従五位下 官職は刑部少輔

「契りあらば 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」

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かてきょん

大丈夫!

「ありゃ、雨だ。これからバイトなのにー」

教室の窓から外を見て、あやめさんはつぶやきます。

そんな彼女に、友人の らいらさんが声を掛けました。

「お困りですかお嬢さん…」

「─ 傘、持ってこなかったからねぇ」

「私の傘、貸してあげようか?」

「私が貸かりたら、あんたはどうするの?」

「大丈夫!」

請け合った らいらさんは、あやめさんを、ごっそり傘の入った、傘立ての前まで連れて行きます。

「じゃじゃーん。マイ置き傘ー!!」

「おおっ」

「学校に差して来た傘を忘れて帰宅して、雨が降ったら差す傘をコンビニで買って、それを学校に忘れて…を繰り返して、溜め込んだ傘!」

自分が借りても、らいらさんの分があるならと、あやめさんは傘を借りて帰りました。

それと入れ替わる様に、別の女子が、らいらさんの所まで来ます。

「私にも…貸してもらえる?」

頼まれた らいらさんは、笑顔で承諾しました。

「うん」

それを合図にしたかの様に、らいらさんは、複数の人間に、声を掛けられます。

「私も、良い?」

「いーよ、いーよ。いっぱいあるからー」

「わーいいの?」

「ありがとー、助かるー」

「よかったー」

皆が次々に傘を借りて行く姿を、らいらさんはニコニコ顔で眺めます。

「わたしの忘れんぼも、役に立つじゃん」

そして らいらさんは、すっかり傘を借りる人がいなくなった時に、自分の迂闊さに気が付きます。

「あれっ、私の分…?しまった!」




    

    
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選択科目。。。

「らいらって…理科苦手だよね?」

「そうだよー」

「だったら…選択科目で、なんで地学とったの?」

「あやめがとるって、言ってたし。」

「私の…まね?」

「それに どうせー」

「?」

「何とったって…成績は悪いよ?」

「…」

「だったら…何を選んでも、かわんない、かわんないー」

「─ それでいいのか、高校2年生」




    

    
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家庭教師

「高校2年生が小学6年生に教わってるのか?」

「はい♡」

「他にいなかったのか? 家庭教師」

「お言葉ですが先生、私の勉強に付き合える人…他にいると思います?」

「まあ…いないかもな」

「でしょ?」」

「俺も先日の補習で、あまりの覚えの悪さと、理解力のなさに、呆れたとこだ」

「…」

「そのお前に根気良く付き合って、成績も上げられるなんて…」

「あの、先生?」

「─ もはや神技…いや神かもな」

「そこまで悪し様に言わたら…流石の私も、泣きますよ?」




    

    
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紀之介
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