銀曜日の戯言

領国は越前敦賀 官位は従五位下 官職は刑部少輔

「契りあらば 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」

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夏目友人帳

かぜひくよ。

あるところに、妖の少女がいました。

彼女が、気持ちが良いからと、雨の中を走り回っていた時の事。

「こら、何してるんだ、かぜひくよ。こっちにおいで、早く!」

どこからか、声を掛けられました。

戸惑う少女に、男性が急いで駆け寄ります。

素早く、バス停の屋根の下まで、連れて行かれる少女。

男性は、濡れた体を、カバンから取り出したタオルで拭います。

「─ そのタオルはあげるから、しっかりふいて…かぜ ひかないように。」

何も言えないで いる少女に、男性は優しく言いました。

「ああ、バスが来た。じゃあね!」

手を降った男性は、到着したバスに乗り込みます。。。

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妖の少女が貰ったタオル。

それは、温かくて柔らかなものでした。

「きっと、とても、とんでもなく良いものに違いない」

そう考えた少女は決心します。

「返してやろう」

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翌朝、妖の少女は、バス停に立っていました。

男性に返すタオルを、胸に抱えて。

少女が声を掛けます。

「…おい! 昨日は世話になったな! …実は昨日もらった物を…」

しかし男性に、存在を気づいては、もらえなかったのです。。。

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その日以降、雨が降る度に、妖の少女は、バス停に向かいました。

男性に、タオルを返すために。

そして、男性の目前で、殊更に はしゃいで見せました。

あの日と同じ様に、雨に濡れる姿を目にした男性が、自分に駆け寄って来てくれる事を期待して。

しかし、男性が少女に気付き、駆け寄って来る事は、なかったのです。。。

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本来、妖かしの姿は、普通の人間に見える事は、滅多に有りません。

自分の意志で、姿を見せる事が出来る力がある妖でなければ、時々、何かのはずみで、人に姿を晒してしまう事があるだけ。

あの雨の日、男性に少女の妖の姿が見えたのは、たまたま起こった偶然の出来事だったのかもしれません。。。




    

    
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不穏で不確かな不安や影を人の心に落とす。

妖とは、そう言う存在。

人は臆病なのもの。

妖が、その心や命を妖が脅かすのなら、それを祓うのが祓い屋の仕事。




    

    
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祓い屋の一族

妖が見えるものが生まれなかった祓い屋の一族はどうなるのか。

見えなくなったからと言って、妖から買った恨みは消えない。

たいていの祓い屋一族は、この恐怖と問題にぶつかる事になる。

かつては名門の祓い屋だったが、見苦しい程に駆けずり回って探しても「見える後継者」を見つけられず、結局は祓い屋を廃業し、小さな災いが起きる度、妖の仕返しではと、怯えるしか無くなった一族もある。




    

    
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紀之介
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