銀曜日の戯言

領国は越前敦賀 官位は従五位下 官職は刑部少輔

「契りあらば 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」

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当ブログでは、コミックや文字本の、興味深かったエピソードや、個人的な駄文、オリジナルの作話を掲載しています。

新婚物語

しょうがなくない?

「世間一般がどの程度の水準なのかは知らないけど、うちに関する限り、嫁姑の問題は、まだ発生してないわ」

「そう?」

「少なくとも、今の処は。」

「なら…いいんだけど」

「心配しないで。」

「何たって おまえは…がさつで、その上おっちょこちょいで、どうしようもない粗忽者じゃない?」

「…」

「いろいろ…あちら様の神経に触るような事、してないか心配で」

「…真剣に、悪意なんてこれっぽっちもなくて…がさつで、おっちょこちょいで粗忽なんだから、それってしょうがなくない?」

「悪意の有無の問題じゃなくて…」

「あたしだって、わざとがさつにしてたり、おっちょこちょいやってたり、粗忽者だったりする訳じゃないし!」

「─ がさつだったり、粗忽だったりすること、それ自体が問題なんだけど」

「そういうのって…今更注意しても、ほとんど、どうしようもない事でしょ」

「ま…そりゃ、そうなのよね」

「しょうがないことで悩んでも、しょうがない訳で…」

「ここはもう…しょうがないって笑って済ますしかないのかしら」

「うん! 笑って済まそ。」

「ある意味で…お前と結婚した旦那さんは可哀想だと思うけど、それだって、しょうがないわよねぇ」

「え?」

「別に、誰が強制した訳でもないのに…お前と結婚したいって言ったんだから。。。」




    

    
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微熱が1週間。。。

「おい、いい加減あきらめて医者行け!」

「えー  これぐらいで病院に行くのは…」

「微熱が1週間も続いて、一向に下がらないっていうの、充分医者に行く理由だ!」

「…あと3日。あと3日まってくれない? その間に絶対下げるから」

「3日程前に、あと3日っていったよな?」

「だから…お願い、これが最後。あと3日待って。その間に、絶対熱を下げるから」

「熱っていうのは、あげようと思うとあがったり、さげようと思うと、下がるもんなのか?」

「─ 実はあたし、今の この熱の原因、知ってるの。」

「え?」

「だから…その理由が解消されれば、下がると思う」

「熱が続く理由、知ってるのか?」

「うん。」

「なら…早く言えよ! 何が熱の下がらない理由なんだ?」

「…その…恥ずかしいから、あんまり言いたくないな…」

「何だよ、言えよ。」

「あたしに…根性がないから。」

「は…?」

「昔だったら こんな熱…2日あれば、絶対根性で下げてた!」

「─」

「なのに…未だ下がらないっていうのは、あたしに根性が無くなったんだわ。。。」

「…いいか? 明日は、絶対に医者に行け!」




    

    
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もう12個も。。。

「それで、何、結婚以来、もう12個もコップ割ってるの?」

母親に追求されて、娘は弁解します。

「ま、それだけちゃんと家事をやってるんだって評価してちょうだい。コップだって、別に洗いものしなきゃ割れないんだから」

「わたしはもう30何年家事をやってますけどね、まだ12個もコップを割ってないとおもうわ」

「まあまあ、その、人間には向き不向きってものがあるし、あたしの方がまだ、おかーさんにくらべれば、料理に向いてるっていえるし」

「でも、掃除も洗濯もアイロンかけも食事の後片付けも繕い物も縫い物も、その他すべて、調理以外の家事は、全部、お前に向いてないんじゃないの?」




    

    
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紀之介
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