「どお? 具合は…」

お見舞いに来た丘さんに、上野君はベットで上体を起こしました。

「今日、病院に言ったら、あと2~3日は安静にしといた方がいいって言われた…」

「なにか、わたしに頼みたいこと…ある?」

丘さんは、上野君の目を見ます。

「わたしに出来ることなら、なんでもするわよ」

「うっ…う~ん…」

唸りながら、ベットに潜り込む上野君。

顔を隠して、呟きます。

「丘の水着姿が見たい…」

「…」

「真冬の…風をひいて身体が弱ってる今、夏にしか見れない彼女の水着姿を見たら、生きる元気が湧いてきそうな気がする…」

沈黙に耐えかねた上野君は、布団を払いのけて、丘さんの顔を見ます。

「…なーんて冗談だよ! うそうそ! まあ、ちょっと本気も入っているけで。あははは…」

大きな声を出して誤魔化そうとする上野君の顔を、丘さんは覗き込みました。

「そんなことでいいの?」

「─ えっ?」

「わたし…家に戻って、この下に水着 着て引き返してくるよ。」

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「えっ…そんなこと、したの」

驚く友人に、丘さんは微笑みます。

「でも、男の子って不思議ね。それをしたら…本当に元気になったらしくて、上野くん、次の日から登校してきたわ」

「…」

「もしかしたら、あれが風邪の特効薬になったのかもね。。。」




    

    
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