銀曜日の戯言

領国は越前敦賀 官位は従五位下 官職は刑部少輔

「契りあらば 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」

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当ブログでは、コミックや文字本の、興味深かったエピソードや、個人的な駄文、オリジナルの作話を掲載しています。

鏖殺の凶鳥

名誉と義務

「わが母は…」

嘲笑するかの様に、グロスマイスターの口元が歪んだ。

「前頭葉を、母親の子宮に置き忘れてきた連中に許された最後の見栄こそが、名誉と義務なのだと主張しているが」

ウインターボーンが片腕を伸ばす。

「素敵な お母様だこと」

その腕は、グロスマイスターの頬に近づいた。

「─ わたくしと、話が合いそうだわ」

「だろうね」

頬に触ったウインターボーンの手の上に、グロスマイスターの掌が重ねられる。

「わたしには…英語で言うところの、マザー・コンプレックスの気があるのだ」

「素晴らしい母親を持った男は、だれでもそうよ。」

「…」

「─ 女にとって、これほど扱いやすい男はいないわ。1日に1時間ほど、母親の役割を演じてやれば、生涯かしずいてくれるのだから」

グロスマイスターの目をウインターボーンは覗き込んだ。

「何人もの子供を産み、その子供たちを、いつも身奇麗にさせている女の家庭が、うまくいってる理由がわかる?」

軽く首を左右に振るグロスマイスター。

ウインターボーンは小さく微笑んだ。

「彼女たちが、夫の母親役すら演じているからなのよ。」

「…」

「─ わたしが、そうなれる自信はないけど。。。」




    

    
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開放。。。

第二次大戦でドイツ軍に占領された、あるフランスの街での話。

街は、アメリカ軍によって開放されました。

その途端、強姦や強盗等の発生率が、うなぎのぼりに上がります。

事件の犯人は、ほとんどがアメリカ兵でした。。。

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フランスの警察は、解放者たるアメリカ兵を、逮捕出来ません。

取り締まるべきアメリカ軍の憲兵は、自国の兵士を捕えませんでした。

堪り兼ねた市長が、アメリカ軍の司令部に、抗議します。

「ドイツ軍がいた頃は、強姦や強盗なんか殆どなかった!

 ─ むしろ、占領前よりも治安が良かったぐらいだ。

 これなら…ドイツ野郎に占領されていた方が、マシだった!!」




    

    
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えーとね。。。

幼い少女は、年齢に相応しい語彙で説明しようと懸命でした。

軍隊調の明快な会話に慣れていた将校は面食らいます。

─ が、しばらく話を聞いて、少女が伝えたい事が理解出来ました。

「それだけかな?」

「えーとね…」

確認されて、考える素振りを見せる少女。

「なかなかの役者だな。」

その様子を目にした将校が、内心で苦笑します。

…しかし、その感想を、表に出す訳にはいきません。

子供は、大人が自分を、一人前の個人として、真面目に扱ってくれているかどうかに、大変敏感です。

もし将校が、迂闊にも笑ってしまったら、不信感を持った少女は、何も語ってくれなくなってしまうでしょう。。。




    

    
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紀之介
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